国土交通省、発表の住宅着工動向によると、6月の住宅着工数は対前年比16.3%増とのこと。詳細は以下の通り。
・ 平成27年6月の住宅着工戸数は88,118戸で、前年同月比で16.3%増となった。また、季節調整済年率換算値では103.3万戸(前月比13.4%増)となった。
・ 利用関係別にみると、実数値では、前年同月比で持家、貸家、分譲住宅ともに増となった。季節調整値でも、前月比で持家、貸家、分譲住宅ともに増となった。
・ 住宅着工の動向については、昨年4月の消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動もあって、前年同月比で減少が続いていたが、このところ前年
同月比で4か月連続の増加となっている。なお、季節調整値でみると、18か月ぶりに100万戸を超す数字となった。
・ 住宅着工は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減の影響が薄れ、持ち直しているとみている。反動減の影響が大きかった持家についても、2か月連続で増加となった。今般の経済対策等の効果が住宅着工に表れていると思われる。引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。